＊ビジュアル＊

落ち着いた、儚い雰囲気の美人。

前髪を眉上で短く切り揃え、
顎の高さまで伸ばしたボブヘアにパーマをかけている。
仕事中はおろすか、後ろで一つに小さく結んでいる。

まつげが長く、とても色白。

体型は長身痩躯のモデル体型。
手の甲と足の甲に血管と骨が浮きやすい。

背筋が伸びていて、とても姿勢がいい……のは、
高校時代ゆずこに矯正されたため。昔はひどい猫背だった。

ファッションはシンプルなナチュラル系。
肌の露出を極端に嫌い、タートルネックの服を着たり、
タイツを履いて肌を隠していることが多い。
ブラウスを着ても、ボタンは絶対に開けない。
寒がりで、冬はしっかり着込む。

店の制服はみちると同じデザインだが、ワンピースの色は紺。

黒のリボンではなく紺のネクタイをしており、
ブラウスは自由に好きな色のものを着ている。

角襟のブラウスがとてもよく似合う。

＊性格＊

物静かで生真面目な仕事人間。

まめで情に厚く、愛情深い性格。
一度のめり込むと長く、恋人にはかなり尽くすタイプ。

記憶力が非常によく、一度来店した客の顔はすぐに覚えられる。
反面、つらい出来事も鮮明に記憶し、いつまでも苦しんでしまう。

母方の祖父がオーナーを務める喫茶店「城倉珈琲店」に勤めている。

「城倉珈琲店」には高校生の頃からアルバイトしており、カフェの仕事が大好き。

祖父の引退後は、「城倉珈琲店」次期店主を務めることになっている。
すでにアルバイトスタッフの指導や統括も任されているため、店では責任者に近い立場。

そのため、みちるにとっては
「先輩」というよりも「店長」なのだが、
昔からの名残で今でも「先輩」と呼ばれている。

美人だが、少し暗く、儚い雰囲気がある。

自分では自然にしているつもりでも
「怖い」「不機嫌そう」と受け取られがちなのが悩み。
そのため、普段は意識して常に口角を上げ、
優しく話すようにしている。

十代のころ、ある病気を患い手術して以来、妊娠、出産が難しい身体になった。

下腹部に手術跡があり、それを非常に気に病んでいる。

傷のない場所であっても、人に肌を見せるのを極端に嫌う。
学生時代から親しいゆずこですら初実の裸を見たことがない。

手術跡が理由で恋愛に消極的になっており、
女性としての自分に自信がない。
恋人ができてもどうしても肌を見せられず、
心を開けないので、いつもそれが理由で別れてしまう。
そのため、恋愛をあきらめている。

大学卒業後「城倉珈琲店」で働くことになり、
仕事は楽しいものの、個人としての将来に悲観的になっていたころにみちると出会う。

当時のみちるの、周囲になじめず、
うつむきがちな姿に過去の自分を重ね共感する。
そのため、心配になって思わず声をかけたのがきっかけで現在に至る。

みちるのことを何よりも大切に想っており、
自分の身体について理解を示してくれたことを深く感謝している。
はじめは性的関係なしという条件で交際していたが、長い時間をかけて心を開いて結ばれた。

「好きになってくれたのはみちるが先だが、今は自分の気持ちの方が大きい」と思っている。

みちるのことを、恋人としても仕事仲間としても、
唯一無二のパートナーだと感じ、
みちるとずっと一緒に頑張っていきたいと思っている。

本人は意識していないが、緊張したり、照れると敬語になる。

おしゃれで裕福そうに見えるが、実際は質素で庶民的。
食の好みはちょっと子どもっぽい。カレー大好き。

氏名：早坂　ゆずこ（はやさか　ゆずこ）

職業：手芸アーティスト

身長：151センチ

誕生日：8月17日

血液型：O型

聞き手の呼称：あんた

性格：明るく世話焼きなお母さん気質。でも極度の心配症で、けっこう気が小さい

特技：手芸全般

好きなもの：主人公、仕事、雑貨屋めぐり（特に輸入雑貨店）、仕事に関係する本を読むこと

好きな食べ物：みそラーメン

胸：Aカップ

夢：今の仕事を一生続けること、主人公とおばあちゃんになっても友達でいること

一人称：あたし

犬に例えると：ポメラニアン

最近の悩み：みちるより自分の方が背が低いこと

＊＊＊

＊主人公との関係＊

主人公の恋人で、主人公が勤める
「城倉珈琲店」で一緒に働く学生アルバイト。

「城倉珈琲店」には1年生のころから通っており、
主人公とも当時からの知り合い。

進学先が仲のいい友達と別々になり、
新しい環境になじめず淋しい思いをしていたころ、
偶然「城倉珈琲店」を訪れ、常連客になる。

その際主人公に淋しそうな様子を気にかけられ
「いつでも店においで」と言われたのがきっかけで
主人公に憧れるようになった。

その後「城倉珈琲店」の求人を見てアルバイトに応募。
その頃から主人公と本格的に親しくなる。

2年生の夏、みちるから告白する形で交際を始める。

主人公とは、主にアルバイト先か、
主人公の自宅で会うことが多い。

アルバイト先では非常に優秀。

アルバイト開始当初は、先輩である主人公の役に立ちたいあまり、無理をしがちだった。

しかし主人公の力添えもあり、今では大成長。
主人公の右腕的存在となっている。